ステラ胃・大腸内視鏡クリニック

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月・火・水・金 9:00 ~ 12:00 13:00 ~ 18:00
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休診日:木・日・祝
(平日13:00 ~ 15:30は予約検査優先)
当院では20歳以上の方を診療対象としております

お知らせ

お酒を多く召し上がる方で、吐く癖がある方は要注意です。

2021/09/20

先日、当院に50歳前後の男性が受診されました。前日に飲酒後に吐いた際に大量に吐血したとのことで、本日診て欲しいとのことでした。ふつう、クリニックで吐血は診ませんが、その患者さんはしっかり歩行し、顔色良好で強く検査を希望されたのでこちらが折れてしまいました。その日はたまたま検査に空きがあり、その方はその後食事は摂っていないとのことなので、腹部触診・エコーや貧血有無、血圧のチェックをして、進行胃癌や肝硬変の除外の確認の後、おそらくすでに止血されている「ある疾患」であるだろうと確信を経て緊急内視鏡検査を施行いたしました。結果はやはり「マロリー・ワイス症候群」という、疾患でありました。激しい嘔吐などで急激に腹圧が上昇した際などに食道と胃の境目に圧格差が生じて傷ができて出血するもので、通常は腹痛は認めず、胃の小弯側である内視鏡画像の右側に発生します。写真1枚目は挿入時にその傷とそこに「かさぶた」が出来て止血されているのが確認できるものです。一応他の疾患も除外する必要があるので、愛護的に内視鏡を奥まで観察して抜去の際に撮影したのが2枚目の写真です。このように検査による刺激で再出血を来たしますが、見てるとじきに自然止血されてきます。クリップによる創閉鎖の報告もありますが、この程度の創は今ではP-CAB等の強力な制酸剤がありますので、厳重な服薬遵守、食事制限、そして禁酒を指示して帰院となりました。その後外来経過観察し再出血は認めておりません。

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より十分なセキュリティー対策を施し安全第一の診察・検査を心掛けております。
大宮ステラタウンのザ・ダイソー様の並びで東側へ徒歩1分ほどの角のビル1階にあります。
どうぞお気軽にお立ち寄りください。