ステラ胃・大腸内視鏡クリニック

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当院では20歳以上の方を診療対象としております

お知らせ

喉に飲み込み時の違和感・異物感を感じている方へ

2025/01/03

当院への来院動機として多いのが、耳鼻科では異常なしと言われたが、上記のような異物感が持続するためにとして、来院される方が多くいらっしゃいます。ごく稀に発見される腫瘍性の原因以外としては、大ざっぱに分類すると以下の①~③に、分類されることが多いです。まず①として、40歳代の女性に圧倒的に多い咽喉頭異常感症といわれるストレスからの自律神経失調を来たして喉周囲の筋肉が特に飲食時に過緊張をおこす病態が多いです。治療は器質的な疾患ではないので、心配ないと納得してもらうことや半夏厚朴湯などの漢方薬が著効することがあります。②本来ヒトは食道と胃の間には内容物が容易に交通しないような門のようなシャッター機能を有するものですが、それが食道裂肛ヘルニアに代表されるようなそのような閉鎖機能が破綻してしまっているような方です。逆流性食道炎が有名ですが、それがなくとも胃酸は高度揮発性の気体でもあるので、胃内から気化した胃酸が上昇して慢性的に喉あたりを刺激して喉の違和感や長年の咳の原因にもなりえます。食道炎の薬で咳が止まったという話は有名でご存じの方も多いと思います。

③として実は最近医学的にもトピック的に扱われることが増えてきたアレルギー性の関与です。病名的には好酸球性食道炎と言われます。年代的には30歳代の男性に多く、他医何か所かで胃カメラやっても異常なしと言われても、「うまく呑み込めないので、、、検査してください」と神妙な顔つきで初診される方が多いです。この疾患は難病指定でまだ確固たる治療法が確立しているわけではないですが、この疾患を念頭にいれて、食道を注意深く観察すると案外見つかることが多いです。最近でも当院で2名の方を診断いたしました。内視鏡的には白っぽい粉を吹いたような厚ぼったい粘膜に縦にも輪状にも皺がよることが特徴で(下写真)、複数個所から生検すると確定診断が得られます。この疾患はやはり他にもアレルギー疾患を併発されている方に多いようで、心当たりの方はどうぞいらしてください。

 

 

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